
台風が多発する日本の夏。備えがあるかないかで「避難」「救助」にかかる「時間」や安全性に大きな差が出ます。
ここでは、台風シーズン前に備えておきたいアイテムを2つのカテゴリーに分けて紹介します。
命を守るための基本アイテム
非常用飲料水と保存食
台風による断水や停電は想像以上に生活に影響します。
最低でも3日分の飲料水(1人1日3リットル)と、火を使わずに食べられる保存食を用意しましょう。
また、防災シェルターに備える場合は、これらをコンパクトにまとめる必要があり、費用も含めて事前に検討しておくと安心です。
携帯トイレと衛生用品
避難所ではトイレが使いづらいこともあり、衛生状態が悪化することも。
携帯トイレ、生理用品、ウェットティッシュなどを備えておくと安心です。
また、感染症予防の観点からも重要なアイテムです。
ヘルメットと軍手
強風で飛んでくる物や落下物から身を守るためには、頑丈なヘルメットと滑りにくい軍手が役立ちます。
避難時の安全確保に大きく貢献します。
また、防災シェルターの備蓄品にも含まれていることが多く、個人でも準備しておけば費用も抑えられます。

快適な避難生活を支えるアイテム
簡易マットとブランケット
避難所での生活は身体に負担がかかります。
折りたたみできるマットや軽量のブランケットは、床の冷たさや硬さを軽減してくれます。
また、防災シェルター内でも活用できるため、スペースや費用を考慮した選択が求められます。
着替えと雨具
台風による雨風で濡れることは避けられません。
着替えとコンパクトなレインコートを準備しておくと、避難時の体温低下を防げます。
雨具は、荷物を濡らさないための大切な装備でもあります。
多目的ライトと予備電池
夜間の避難や停電時の生活では、手元を照らすライトが不可欠です。
吊り下げもできる多機能ライトが便利で、LEDタイプなら長時間使用が可能です。
また、防災シェルターでは照明の確保が重要となり、費用対効果の高い製品選びがカギです。
台風の接近は予測できても、その被害の大きさは予測できません。
日頃から備えをしておくことで、「避難」の際の「時間」ロスを減らし、「救助」を待つ間も安全に過ごせます。
防災アイテムの準備は、自分や家族を守る最初の一歩です。
早めの対策で、安心して台風シーズンを乗り越えましょう。


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