災害発生から48時間以内に治療を開始する医療チーム、DMAT(災害派遣医療チーム)は近年メディアでも取り上げられる機会が増えて認知度が上がりました。

DMATは救命治療を行うための専門的医療チームですが、DPATは災害派遣精神医療チームとして活動しています。
精神科医療や精神保健活動の支援を行うための専門的な精神医療チームです。今回は、DPATの活動をご紹介します。

DPAT(災害派遣精神医療チーム)とは

自然災害などの集団災害後後48時間以内に先遣隊が到着して活動を開始します。必要に応じて数週間から数か月活動を続けます。被災地域だけで対応が可能な場合は、被災都道府県から必要数班が派遣されます。大規模災害の場合は被災地域以外に厚労省に派遣を要請して班が派遣されます。

なお、先遣隊を構成する医師は精神保健指定医でなければならないとされています。

班の構成と活動期間

精神科医師、看護師、業務調整員を含めた数名で構成され、現地のニーズに合わせて児童精神科医や薬剤師、保健師など構成を変えています。
活動期間は1班あたり1週間(移動日2日・活動日5日)を標準にしています。

主な活動内容は

・被災地での精神科医療の提供

症状の悪化や急性反応への対応や、薬が入手困難な患者へ投薬を行う

・精神保健活動の支援

災害のストレスによって心身の不調をきたした住民に対応する
遺族、行方不明者の家族、高齢者などサポートの必要性が高いと考えられる住民に配慮して活動を行う

・被災した医療機関への専門的支援

外来・入院診療の補助 入院患者の搬送を補助する

広域災害・救急医療情報システムEMISとは

災害時に被災した都道府県を超えて情報を共有するためのシステムです。DPATの活動状況は、DMATや他の医療チームと情報が共有できるようにEMISを使っています。

活動の終結は、DPAT活動における処方数、相談数等の推移を評価しながら、被災地域の精神保健医療機関の機能が回復し、DPATとしての活動を引き継いで活動を終結させます。」

まとめ

大規模災害時では、地域医療そのものが被災して通常どおりに機能しなくなります。そこで全国から救助のスペシャリストが集まります。彼らは被災地に負担を掛けないように自己完結でやってきます。防災シェルターがあれば自己完結型に近づけることができます。防災用品をしっかり備蓄しておけば、電気やトイレの心配もいらないので非常時にはとても心強いです。防災シェルターの設備と価格がイメージできないときは実物を見ていただくと間違いがないです。シェルターのタイプによって価格も変わりますので設置場所も含めて考えるとより現実的です。

DPAT事務局

https://www.dpat.jp/dpat.php

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