たとえ防災シェルターの用意があったとしても過酷な環境を強いられる災害時。ただでさえ体力が奪われてしまう時だからこそ、しっかり眠って健康を維持し、非常時をのりこえる力を蓄えなければなりませんよね。

安心して気持ちよく眠ることのできる寝具の備えがあるかどうかは、長引く可能性のある避難生活の明暗を分けるポイントなのではないでしょうか。

しかし布団を防災用に用意するというのは現実的ではありません。やはりコンパクトで軽量な寝袋が防災用には最適なのではないでしょうか。

アウトドアグッズとして欠かせない寝袋ですから価格も種類も様々なものが数多くあります。そんな数ある寝袋の中から、防災用にはどのようなものを選べば良いかについて述べたいと思います。

1.まず大切なのは保温性。

寝袋選びでまず大切なのは保温性です。睡眠中の夜間は気温が下がり、体温が奪われてしまいます。夏用ならコンパクトで防災用として用意しておくには良いと思うかもしれませんが、やはり夏用では他の季節の夜は乗り切れません。

では冬用が良いかというとそうでもありません。もちろん保温性は十分ですが防災用して自宅や防災シェルターに用意しておくにはあまりにも大きく、価格も高いので、防災用としては不向きです。

保温性とコンパクトさの兼ね合いを考えると、スリーシーズン用が防災用には最適なのではないでしょうか。最も寒い時期であれば洋服を着込むことで十分に保温することができるはずです。

2.マットの用意も忘れずに!

寝袋を使用する際に忘れがちなのがマットです。

寝袋に入って横になると背中の部分は薄くなってしまい断熱力がほぼなくなり、床や地面の冷気で体温が奪われてしまいます。

寝袋はあくまでもマットとセットで使用するものなのです。

マットには空気を入れて使うエアマット、ウレタンマット、価格の安い銀マットなど、様々な種類があります。寝心地や防災グッズの中でのスペースや予算など、様々な面から検討してお気に入りを選んでみて下さい。

3.メンテナンスがしやすいのはダウンよりも化繊

保温性に優れているのはダウンの寝袋ですが、濡れたりする可能性も考えると、メンテナンスしやすいのはダウンより化繊だと言えるでしょう。ただ、収納時のコンパクトさの面で言えばダウンの方が優れています。

スペースに余裕があれば寝袋を雨露や汚れから守るシュラフカバーの用意もあると良いかもしれません。

いかがでしたでしょうか。ぜひ参考にされて防災用に最適な寝袋を選んでいただければと思います。

いざというときにも快適に眠るために、通常時に一度ご自宅などでも寝袋で眠ってみるのも良い訓練になるかもしれませんね。

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