災害時の避難。よく聞く言葉ですが、私たちはその言葉の意味をどこまでわかっているでしょうか。

その答えとなるのが、令和元年に発生した台風19号、いわゆる令和元年東日本台風の際の大混乱です。この台風は、40年ぶりに死者100人を越えてしまった台風となりました。

この件を機に、自分の身は自分で守るという意識の必要性が強く言われるようになりました。

災害時に自分の身を守るためには、どのタイミングで何の情報をもとにどう行動すべきかをしっかりと知ることが大事です。

情報

警戒レベル、特別警報、警報という似たような情報があります。

警戒レベル

警戒レベルとは、市町村が発令する避難情報などに付与される数字です。

警戒レベル4以上は全員避難が必要です。

  • 警戒レベル5:命を守るための最善の行動をする
  • 警戒レベル4:すぐに避難行動をとり、避難を完了する
  • 警戒レベル3:高齢者は避難を開始する
  • 警戒レベル2:避難に備えて避難行動を確認する
  • 警戒レベル1:災害への心構えをする

特別警報

特別警報とは、予想される現象が特に異常で、重大な災害の起こるおそれが著しく大きい場合に、最大級の警戒を呼びかけるために発表されます。

大雨(土砂災害、浸水害)・大雪・暴風・暴風雪・波浪・高潮の6種類があります。

警報の発表基準をはるかに超える現象に対して発表されるため、特別警報が発表されないからといって決して安心しないでください。特別警報が発表された時には、すでに災害が発生している可能性も極めて高い状態です。

情報(警報)の種類

警報とは、重大な災害が発生するおそれのある時に警戒を呼びかけるために、気象要素が警報を発表するための基準値に達すると予想された場合に発表されます。

大雨・洪水・大雪・暴風・暴風雪・波浪・高潮の7種類があります。

情報収集方法

複数の情報収集手段を確保することが大切です。

SNSは便利な一方で、不確かな情報やデマが含まれていることがあり要注意です。

スマートフォンなどの携帯端末とあわせて携帯ラジオなどがあると情報の取得に大変役立ちます。

避難するタイミング

夜暗くなってからの避難は危険ですので、日没前の明るいうちに避難を完了できるようにしましょう。

また、危険を感じる場合などは、自らの判断で早めに避難することも重要です。

避難場所

自宅はその立地条件ごとに異なった災害の脅威にさらされています。そのため、さまざまな自然災害に対し、それぞれどのような脅威があるのかをハザードマップ等で事前に調べておく必要があります。

緊急に避難する場合の避難先として位置付けられている「避難場所」と、一時的に滞在して避難生活をする「避難所」があります。

■避難場所

大きな公園や広場などが一般的です。災害が発生または、発生する恐れがある場合にその危険から身を守るため、一時的に避難する場所になります。

■避難所

小学校や中学校などが一般的です。災害により家に戻れなくなった方が一定の期間滞在するための施設になります。

避難するまえに確認すること

  • 火の元を確認
  • ガスの元栓を閉める
  • 電気のブレーカーを落とす
  • 戸締りを確認

以上、災害時の避難について見てきましたが、実際に災害を目の前にしたときに、冷静な判断の行動をとるのが難しいのも事実です。

そこでひとつおすすめなのが、防災シェルターです。

防災シェルターとは、地震、津波、洪水、裏山の土砂崩れなど、災害発生時に逃げ込むために用意された設備のことです。

避難所までの移動や自宅での被災の危険を考えると、防災シェルターは非常に有益ですが、価格が気になるところです。

しかし、価格帯は様々で、みなさまが十分入手できるものです。是非あわせて検討しましょう。

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