災害時の避難場所や家族の連絡方法などは決まっていますか?新型コロナウィルスの感染リスクを避けて車中泊を選ぶ人が増えていまが、車中泊のリスク対策と安全に避難するために備えておきたいものをご紹介します。

1. 分散避難とは

2020年になって、避難所は新型コロナウィルス対策で受け入れ人数を制限しています。そのため、これまでのように避難所に多くの人が集中しないように、自宅や親戚・知人宅に分散して避難することが求められています。自治体は、積極的に車中泊をすすめていませんが、一時的な車中泊はやむを得ないとしています。

2. 車中泊で注意することは

【エコノミークラス症候群】

2004年の新潟中越地震で、車中泊をした人たちとエコノミークラス症候群の関連が注目されてから、行政は車中泊に注意を呼びかけるようになりました。災害の混乱で忘れがちですが、適切な対策をすれば高い確率で発症を防ぐことができます。

【予防するために】

・長い時間同じ姿勢で座らずに、日中はできるだけウォーキングや軽い体操をする。

・足首の運動やふくらはぎのマッサージをおこなう。

・十分な水分補給をする。

・就寝時は、身体を伸ばして眠れるようにする。前の座席のシートを倒して眠るときは

 足元に台を置くなどして工夫する。

【揃えておきたいもの】

・ひざ下までの弾性ストッキング

弾性ストッキングを着用することで、血液の逆流防止弁が正常に働いて血栓予防や血液のよどみを防ぎます。車中泊の就寝時や、筋力の少ない女性や高齢の方におすすめします。初めて医療用を選ぶときは専門知識のあるお店や、詳しい着用方法が載っているものを選びましょう。 

・簡易トイレ

車中泊も避難所と同様に、トイレに行くのを控えてあまり水分を摂らない方がいますが大変危険です。エコノミークラス症候群は、長い時間同じ姿勢でいることだけが原因ではなく、水分の摂取不足も大きな要因です。衛生用品は、どんな状況でも対処できるようにしっかり用意しましょう。

3. 最後に

車中泊は、ある程度のプライベートが確保される反面、身体的な負担が大きくなります。

防災シェルターがあれば、ベッドで自由に寝返りを打つこともできます。周囲に気を使う必要もなくなります。防災シェルターの価格に躊躇されるかもしれませんが、災害を目の当たりにした時に同じように思うでしょうか。価格は決して安くないかもしれませんが、大切な命はお金で買えません。

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