災害が発生すれば、それまでの日常が一変します。当たり前のように使えていた水道、電気、そしてガスが使えなくなるケースも珍しくありません。

どのようなものを使って、どのような工夫をして、災害後でも防災シェルターの中で日常に近い生活を送れるか日頃から考えることが大切です。

今回は、災害発生時の「火」を補うために備えておきたいカセットコンロについて紹介しましょう。

災害時はガスが止まる?

人間のライフラインを支えているものとして、大きく「電気」「水道」「ガス」の3つが挙げられるでしょう。最近の日本では地震や台風、大雨など様々な災害による被害を耳にします。このとき、「停電」「断水」と耳にすることは多いですが、「ガスの供給停止」と聞くことは少ないように感じます。

そのため、中には「災害になってもガスは止まることはないから、火は使えるだろう。」と考えている方もいるかもしれません。

確かに各家庭単位でボンベが設置されているプロパンガスの場合は、ガスを供給するためのホースやボンベ本体が災害によって破損することは少ないため、ガスの供給が停止することは少ないです。

しかし、ガスコンビナートから地中のガス管を通じて各家庭にガスが供給されるLPガスだと、特に地震によって地中のガス管が破損するケースもあるため、ガスの供給が停止する可能性は十分に考えられます。

プロパンガスはLPガスに比べ毎月の費用が割高ですが、災害時には心強いあなたの味方となってくれるのです。

もしも、あなたがお住いの家がLPガスを使用していたり、オール電化生活なら、カセットコンロの備えをしておいたほうがよいでしょう。

カセットコンロでできること

もしも災害によってガスの供給がストップした場合でも、カセットコンロがあれば火を使って調理ができます。

「調理ができる」というのは、言い換えれば「温かいご飯を食べられる」ということ。被災をすると、自分が住んでいた家を失うかもしれません。何日も大切な家族に会えなくなるかもしれません。自分が好きな時にお風呂に入れなくなるかもしれません。夜は寒さに凍えながら寝ることになるかもしれません。

防災シェルターという快適な空間で過ごせるとしても、体力と精神力は少しずつ削り取られていきます。そんなとき、温かいご飯というのは想像以上に体と心に染みわたっていくものです。

被災時にカセットコンロを使って、温かい料理を食べられるかどうかで、被災生活を乗り越えらえるかどうかも変わってくるといえるでしょう。

カセットコンロを購入する場合は、燃料となるカセットボンベもセットで購入するでしょう。ガス漏れや火災を引き起こさないように、カセットボンベはコンロ指定のものを選ぶようにしてください。

まとめ

普段から当たり前のように使っているガスコンロですが、災害によって利用ができなくなると途端に生活の質ががくっと低下します。しっかりと費用をかけて防災シェルターを購入すれば、あなたの大切な命、大切なものは守られます。日常生活まで守り切るのは難しいでしょう。

温かい料理を食べて被災後の生活を乗り越えるためにも、しっかりとカセットコンロの備えを用意しておきましょう。

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