DMATは、被災地への派遣が報道されたり、ドラマ化されたりと、一般の方でも馴染みのある言葉になってきているのではないでしょうか。

しかし、果たしてどんなチーム編成なのか、どんな活動をするのか、どこに所属しているのか、そんな疑問について解説していきます。

そもそもDMATとは何?

DMATとは、病院内に勤務する医師や看護師などで編成された医療チームのことであり、要請があれば災害現場へ向かい、被災者や患者の救命治療にあたるということから、災害派遣医療チームと呼ばれる組織団体のことです。

言い換えれば、救命医療のプロフェッショナルの方々が直接災害現場に来て治療してくれる、そんなスーパーマンみたいな医療チームなのです。

英語で書くと、Disaster Medical Assistance Team(災害 医療の 援助[支援] チーム)であり、各々の頭文字をとってDMAT(ディーマット)と呼びます。

DMATには、厚生労働省が発足した日本DMATや都道府県ごとに発足している都道府県DMATがありますが、2004年(平成16年)から順次各々の行政・医療機関で発足されています。

DMATの編成や活動内容をもう少し詳しく解説すると

先ほど医師や看護師などで編成されていると簡潔に説明しましたが、具体的には各チームで異なる場合もありますが、医師、看護師、救急救命士、事務員等で編成されています。

例に挙げますと、医師2名、看護師2名、救急救命士1名、事務員2名の7人編成。

因みに、このメンバーの内、事務員の方もとても重要な存在であり、収容病院を確保するための連絡や消防・警察・自衛隊・医療機関と連携を図るための連絡、医療資器材の在庫管理など多くの裏方の仕事を抱えており、安全・迅速・確実な活動をしていくには、チームにとって必要不可欠な存在なのです。

具体的な活動内容を少し解説しますと、災害現場で救命治療を施すにあたり、何よりも考えなくてはならないのは、医療資器材に限りがあるということ。

災害現場では、チームで現場に持ち込む医療資器材よりも圧倒的に患者の数が多いというケースが予想されます。

例えば、大きなバッグに点滴セット100個を詰め込んで現場に持ち込んだとしても、“そこには数百人もの患者が居た“といったことにも成りかねません。

“止血用の包帯やガーゼを使い切ってしまった”ということも大いに考えられます。

このように、災害現場では病院内での通常の救命医療が通用しないことも出てくるのです。

では、そんな時はどうするの?

災害現場でDMATが考えていることはもう一つあり、それはトリアージです。

トリアージとは、その場に居る患者全員を短時間で診察し、治療の優先順位を決め、命にかかわる患者から優先的に治療を施すというものです。

その状況下の中で限りのある医療資器材を使っていくということ。

その時の判断や治療のことを災害医療とも言ったりしますが、それができるチームがDMATなのです。

DMATのメンバーは、“とてつもなく救命医療に精通している集まり”ということは考えるまでもないことでしょう。

DMATの要請はどこから連絡が来るの?

DMATは、厚生労働省直付けの日本DMATもありますが、都道府県DMATは、各々の都道府県から要請されます。

ほとんどのチームが、一つの病院内で勤務しているメンバー構成であるため、要請があれば数分で出動できるというわけです。

また、災害の状況によっては、要請が無くても独自の判断で出動できるような取り決めをしている都道府県もあるようです。

ではなぜ、そんなに早く出動にすることに重点を置いているのか。

DMATは、“災害発生から48時間以内を目安として活動する”という規定を基にして組織化されているのですが、その背景には、災害が発生してから72時間以上経過すると急激に生存者が低下すると言われているからです。

DMATには、時間との戦いもあり、その3日間はまさに不眠不休の活動が強いられるということなのです。

DMATにお世話にならないように個人の防災意識を高めることが大切

災害発生時には、良い意味でDMATにお世話にならないようにしましょう。

というのも、ある程度のことは前もって準備しておいたり、防災意識を持ち合わせていたりするだけで防げることが多くあります。

例えば、地震に備えて家具をしっかりと固定しておいたり、避難場所や避難経路を家族内で確認しておいたり。

防災シェルターも災害に備えての施設ということです。

防災シェルターを備えておくということは、それだけで命を落とす危険性がほぼ無くなるわけですので、DMATにお世話になるということが、おのずと無くなります。

もし、災害発生時に多少のケガをしたとしても、防災シェルターの内に救急セットを準備しておけば安心ですね。

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